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危険予知訓練

高齢になると少しの油断でも大きな怪我になる。

骨格が脆弱になっている事もあるが、反射神経が鈍くなり受け身も取れなくなっている。

こけたときのかばい手が反応が遅くて間に合わないので身体がまともに落ちる。

すると軽微な打撲で済んでいたのが大怪我になる。

そんな訳で四六時中注意が必要だが、いつも緊張している訳には行かない。

どこにどんな危険が潜んでいるか、自分の体力と照らして予知しなければならない。

これは若い時からの訓練が役に立っている。

工場勤務が長くその安全管理のおかげで怪我には特に敏感だった。

機械を操作するのは常に危険と隣り合わせなのでどんな危険が潜むかグループで訓練する。

これが繰り返されると自然に危険を予知する癖が付く。

高齢になった今は、もう一段厳しく予知しなければならない。

周りに機械は無いけれど、階段や道路にも危険は潜む。

先回りして危険予知しても少しの段差に躓き悔しい思いもするが

大怪我は免れている。